クリスマスにがんばって本焼きをしたのは、このお皿を年内に手渡すためでした。
「シンプルな楕円形のお皿を10枚」というご希望で、
大きさを揃えるために、ひとまわり大きい皿を焼いて石膏で型をとりました。
用心のために12枚作ったものの、予想以上に縮んで、
目的の大きさより1.5cmも小さくなってしまい、窯を開けた時は冷汗。
なんとか「この大きさでOKよ。」と快く受け取ってもらえましたが、
いやぁ、予定通りの大きさに焼くのって至難の業です。
どうも私の窯で焼くと教室より小さくなる気がするのは温度の上げ方のせいでしょうか?
「シンプルな」と言われても、生来の「過食症」じゃなかった
「加飾好き」がむくむくと頭をもたげ、
線を1本ぐらい入れちゃおうかな?それとも別の釉薬をフチにかけてみようかな?
といろんなことをやってみたくて、「いやいやいけない!シンプルに・・・」
と何度も深呼吸しちゃいました。
実用的には無駄な飾りは無いほうが食べ物も栄えるし使いやすい、と分っていても
ついつい何か加えたくなるんですよね。ウデに自信がないせいもありますが。
赤1号に乳白釉、還元です。
年も明けて早くも10日。
椚窯のあたりでは梅がチラホラと咲き始めました。
公園でも大晦日に1輪だけだった蝋梅が次々咲き始めています。
♫は~るよこい!は~やく来い♫