埼玉県日高市巾着田の彼岸花です。
花好きの私のこと、ずっと前から見に行きたかったのですが、何故かお天気が悪くなったり急用ができたりで、ずっと行けてませんでした。
先日埼玉に住む友達が「高麗神社にお詣りして来たから」とかわいい繭のお守りをプレゼントしてくれました。
神社をチェックしてみると巾着田から歩いて行ける距離。
「今年こそ彼岸花を見に行って、開運招福をお願いして来よう!」と昨日出かけました。
ところがまさかの「天皇皇后両陛下の私的なお出かけ」にバッティング。高麗の駅に着いた途端に只今通行制限中なのでここでお待ち下さい、と駅前広場に30分以上足止め。
公園はとにかく一面の彼岸花で廻りを流れている高麗川も水が綺麗で川原も気持ちよく、お団子やB級グルメの高麗鍋などのテントも並んでいて、お祭り気分でした。
そこで両陛下のご参拝が済めば拝殿の前くらいは行けるだろう、と歩き始めました。
道の両側には「奉送迎指定場所」が何十ヵ所もできていて、警官や市役所の職員が走り回っています。
神社まであと少しのところでとうとうここから先は入れません、と止められてしまったので、私も送迎してあとでお詣りすることにしました。
私が結婚したばかりの頃にコンサート会場でお見かけしたのはまだ皇太子の頃。来年で譲位されれば天皇皇后として拝見するのはたぶんこれが見納め。
と人混みに入った途端、日の丸の小旗を渡され、知らない人に「ここからならきっと見えるわよ」と手を引かれ、待つこと約30分。お通りになる3分前には「3」という紙を貼ったパトカーが通り、いよいよお召し車が来ると速度をゆっくりとして、天皇陛下が窓を開けてにこやかに手を振ってらっしゃいました。美智子さまは向こう側の席だったのでちらりとしか見えませんでした。
あれだけ周りで人々が走りまわり、見ず知らずの庶民ににこやかに手を振り続けるのって、かなりの重労働だと思います。早くゆっくりさせて差しあげたいですね。
さて、もう神社に入れてもらえるかな?と行ってみると、鳥居前に大きな賽銭箱。
なんと、お詣りは明日以降に、とのことで、結局入れませんでした。
鳥居前からの文字通りの「遥拝」とあのお賽銭で、とても願い事が叶うとは思えませんが、また彼岸花の頃に来てみることにします。
両陛下も巾着田をご覧になられたとか。
他にも紫式部や酔芙蓉も咲いていました。