少し時間が経ってしまいましたが、先週の日曜日職場での仲間と東京に唯一残った都電、荒川線に乗りに行きました。まず高田の馬場から神田川沿いに歩いて学習院下の「東京で一番急な坂」に。坂に建っていたマンションは坂上の1階が、坂下からは4階でした。
鬼子母神へお参りすると昨夜までお会式で盛大なお祭りだったそうで、道を掃いていた知らないおじさんに「何で昨夜来ないんだ」と叱られてしまいました。鬼子母神は子供を護る神さまなので「鬼」の字にはツノがないとか。子孫繁栄で絵馬にも欄間にもザクロの絵がたくさん描いてありました。境内は確かに「祭りのあと」の雰囲気。
そこからやっと都電に乗り、雑司が谷駅へ。1回160円で1日券は400円なので3回乗れば元がとれます。駅の間隔は近くて隣の駅が見えるくらい、5~7分で一両きりの可愛い電車が来ます。けっこう混んでいてまさに「庶民の足」という雰囲気。
雑司が谷墓地では有名人のお墓探し、夏目漱石、竹久夢二、大川橋蔵、東郷青児、二葉亭四迷、etc. 誰のお墓を見たのか分からなくなるくらいたくさん見ました。
庚申塚で降りてホームに密着したヤキソバ屋さんで昼食、なんと大きなおはぎとセットでした。(モチロン完食) 運賃は中で払うので、駅のホームはあるのに改札はありません。
予定にはなかったのですが、庚申塚駅は「とげぬき地蔵の参道」と聞いて、突如「おばあちゃんの原宿」へ。道の両側にはオバサマ好みのブティックやお土産屋が並び、確かにちょうど着られそうな(汗)洋服や良い感じの傘などあって、しっかり楽しんでしまいました (~_~;) 違和感なく溶け込んじゃった私達って。。。? もちろんお地蔵さまならぬ境内の観音さまもしっかりお水をかけて撫ぜてきました。
1日券の気安さで名物の「都電最中」を買いに梶原駅まで。これがなかなか楽しいお菓子で箱も中身も都電、詰めてある箱は車庫になっています。しかも電車の型が古いのから新しい型まで5組、全部デザインが違い窓の中にはちゃんと乗客も写っているという懲りよう。
紅葉はまだだったけれど、秋の一日を充分楽しんできました。